【神戸牛】100gの値段はいくら?本物の神戸牛を見極めろ!
ブランド牛の中でも有名な神戸牛(神戸ビーフ)。
世界にも名を広めている牛肉ですが、一度は食べたことがあるでしょうか?
販売地域や店舗が限られているため、聞いたことがあってもなかなか目にしたり口にする機会が少ないかもしれません。
そんな神戸牛ですが、どのくらいの値段で購入出来て他の和牛と何が違うのか徹底解説いたします。
この記事の目次
神戸牛とは
神戸牛(神戸ビーフ)と名付けられるにはいくつかの条件を満たす必要があります。
但馬牛であること
厳格に管理された但馬牛(兵庫県)であることが絶対条件です。
なので生まれた瞬間から神戸牛になりたくてもなれない牛がほとんどです。
子供を産んでいないこと
子供を産んだ牛のことを経産牛(メス)と呼びます。
神戸牛になるには、子供を産んでいない未経産(メス)または去勢牛(オス)であること。
体重制限
毛や皮を取り除いたお肉を枝肉と呼び、枝肉の重量が230㎏~470kgのメスまたは260kg~470kgのオスであること。
牛肉に付けられる等級の一定基準をクリア
歩留り等級がAまたはBであること。
歩留りとは、牛全体から食肉(食べられるお肉のこと)として取れる割合のこと。お肉の量が多ければ評価はA(72.0以上)、Aより少し少なければB(69.0以上72.0未満)、それ以下はC(69.0未満)。
体重が大きくても脂肪の量が多いとお肉の量が減るため評価は下がります。
肉質や脂質の評価基準である肉質等級が4以上(1~5)で、霜降りのランクを表すBMS(ビーフ・マーブリング・スタンダード)値がNo.6~12(12段階で12が最高)であることが神戸牛の条件です。
神戸牛の100gの値段
神戸牛でも店舗によって価格に差があります。
まず牛を一頭買いして全体の部位をいろいろな用途に加工し販売するお店と、
分割された牛の特定部位だけを仕入れて販売するお店があります。
前者の方が全体的な値段は分散されるため安くなりますが、販売力が必要になります。
後者の方はロスが出にくいですが値段は高くなります。
また仕入れの卸業者との関係などによってお店の強みが違います。
各用途別に神戸牛の100gの値段を見ていきましょう。
あくまでも【お肉なび】独自調査ですのでご了承ください。
神戸牛ステーキ
・サーロイン
4,500~6,000円
・ヒレ(ヘレ)
6,000~8,000円
・ランプ
2,400~3,000円
【神戸牛 ステーキ】特徴と焼き方のコツ伝授!気になる値段は
神戸牛すき焼き・しゃぶしゃぶ
・リブロース
3,000~4,000円
・肩ロース
2,500~3,000円
・肩(ウデ、ミスジ)
1,600~2,200円
・肩バラ
1,000~1,300円
・肩・肩バラセット
1,300円~1,500円
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神戸牛焼肉
・特上カルビ
2,800~3,500円
・モモ
1,500~2,000円
・ラムイチ
2,000~2,400円
・特上カルビ・モモセット
1,500円~1,800円
あくまでも独自調査ですが、神戸牛の高すぎるものや安すぎるものに注意してください。参考になれば幸いです。
※2019年5月
【神戸牛 焼肉】の通販!精肉のプロが選ぶ本物はこれ!
神戸牛と和牛の違い
神戸牛は神戸肉流通推進協議会により定義が明確化されました。
1980年までは基準が曖昧で、他の和牛とあまり差がなく肉質にもバラつきがあったそうです。
神戸牛と和牛の大きな違いは、霜降りの脂の融点が低いことが一番のポイント。
融点とは脂が溶ける温度のこと。融点が低ければ低いほど脂が溶けだすのが早いです。
神戸牛はその融点が低く、他の和牛に比べて脂の溶けだす温度が低いです。
融点が低いことで食べたときも柔らかく、溶けるお肉になり消化にも影響を与えます。
よって神戸牛は和牛に比べ脂が溶けやすいことで胃もたれしにくいお肉ということになります。
【牛肉の融点】人肌で溶けるお肉って何?
神戸牛を購入するには
いまでは全国どこに住んでいても神戸牛の購入は可能です。
実際に店舗に行くのか、インターネットで取り寄せるのか方法はさまざまです。
神戸ビーフ指定登録店に行く
神戸ビーフを取り扱うには指定登録が必要です。
各都道府県や神戸の指定登録店を探した上で店舗に行かれることをおすすめします。
神戸の精肉専門店の通販で購入
神戸(兵庫県)以外の都道府県でも神戸牛の取り扱いのある店舗は多いです。
ただやはり数や店舗などを考えると神戸に実店舗のあるお店がおすすめです。
でもなかなか遠くて行けないときは、店舗の通販を利用しましょう。
手軽に取り寄せが可能です。
インターネットの神戸牛取扱い店から取り寄せる
値段重視で考えた場合、実店舗がない方がコスト面から考えたときに安いかもしれません。
価格やレビューなどしっかりリサーチした上で、店舗を見極めることが出来ればお得に購入できるチャンスです。
値段もしっかり見極めて下さい。インターネットで本物を見極めるのは非常に難しいです。何度もお伝えしますが、安すぎるものや高すぎるものには十分注意してください。
実店舗とインターネット販売を両方行っている店舗がおすすめ。
一頭買いなど仕入れをしっかり行っている店舗は、価格が良心的で信用もあるので安心です。
すき焼き・しゃぶしゃぶ用の神戸牛をお探しの方におすすめの商品です。
量もお好みに合わせて選べるので少量からでも試すことが出来るので安心。霜降りと赤身肉の良い部分を兼ね備えた肩ロース。
赤身のお肉じゃないと胃もたれして苦手という方にはおすすめしませんが、とろける食感と濃厚な味を楽しみたい方におすすめです。
脂身の融点が低く柔らかくてあっさりしているのは神戸牛の特徴です。
胃もたれしにくいのが神戸牛の証。
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神戸牛(神戸ビーフ)の証明書
神戸牛(神戸ビーフ)と認められた牛肉に「のじぎく判」と呼ばれる判が押されます。菊の花の判が押されていることで神戸牛の証になります。
ただし分割して加工してしまうとわからなくなります。
そんなときは、認められた牛には「神戸肉之証という証明書が発行されます。お店によってその証明書を付けて販売しているところもあるので安心材料にしてください。
まとめ
神戸牛の値段から購入までをご紹介しました。
2020年東京オリンピック開催に伴い、外国人観光客が増え神戸牛の需要もますます増えてきます。
値段も今よりさらに高騰することが予想されていますので、まだ神戸牛を食べたことがなければ是非今のうちに一度お試しください。
【お肉なび】ではお肉を安心して購入できるように情報を発信していきます。
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