ビーフシチュー用の牛肉おすすめ部位7選!部位で調理法が決まる
煮込み料理で人気のビーフシチュー。
得意料理になればいざというときに武器になります。
ただ、
「ビーフシチューのお肉は何を選べば美味しくなる?」
「いろいろな意見が出ていて、結局のところ牛肉のどの部位を選べば良いのかわからない」
そんな質問もよく耳にします。
実はどれも正解で、どれでもお肉の特徴を理解すれば美味しく仕上がります。そんなビーフシチューのおすすめ部位をご紹介します。
これでビーフシチューを攻略してください。
この記事の目次
ビーフシチューに適した牛肉のおすすめ部位7選
ビーフシチューのお肉はいろいろな部位で美味しく仕上がります。
ただし牛肉の部位を知り、その部位に合った調理をする必要があるのでま ずはおすすめ部位7選をご紹介します。
国産牛を中心に考えた場合で評価しています。
価格
安い ☆☆☆☆☆ 高い
人気
高い ☆☆☆☆☆ 低い
肉質
柔らかい ☆☆☆☆☆ 硬い
希少価値
高い ☆☆☆☆☆ 低い
牛すね肉
ビーフシチューの王道。
赤身で牛肉の中でもっともスジの多い部位。肉質は硬め。
長時間煮込むことでスジがゼラチンに変わり、煮込めば煮込むほど柔らかくなります。ただし時短で調理する場合には不向き。
価格は比較的安めで、手に入りやすい部位でホロホロのお肉を求める方におすすめです。
価格
安い ☆★☆☆☆ 高い
人気
高い ★☆☆☆☆ 低い
肉質
柔らかい ☆☆★☆☆ 硬い
希少価値
高い ☆☆☆☆★ 低い
【牛すね肉】通販で取り寄せ!上質黒毛和牛3選でビーフシチュー
牛バラ肉
洋食屋の雰囲気。
脂身が好きな方や、時短で柔らかいお肉のビーフシチューを作りたい方におすすめの部位です。
短時間で柔らかくなりますが、長時間煮込むことでさらに柔らかさが増し脂身の旨味が味わえます。
価格
安い ☆★☆☆☆ 高い
人気
高い ☆★☆☆☆ 低い
肉質
柔らかい ★☆☆☆☆ 硬い
希少価値
高い ☆☆☆★☆ 低い
【牛肉ブリスケ】を徹底解析!お肉のプロたちが口を揃えて支持する前バラ・肩バラ
牛ホホ肉
お肉通が好む部位でほほ肉。
すね肉同様スジの多い部位で、よく煮込むことで柔らかくなります。
黒毛和牛のほほ肉は非常に希少価値が高く、手に入りにくいです。
ホルモン(内臓)に分類され、濃厚な味が楽しめます。
価格
安い ☆☆☆★☆ 高い
人気
高い ☆☆★☆☆ 低い
肉質
柔らかい ☆☆★☆☆ 硬い
希少価値
高い ★☆☆☆☆ 低い
【牛ほほ肉】の特徴と調理法を伝授!まさか煮込んでいませんか?
牛モモ肉
もっとも赤身のお肉。
牛のモモ肉は大きく4つの部位に分かれます。4つそれぞれ特徴が異なりますが、ビーフシチューに使う場合は内モモ肉がおすすめです。
味が濃厚であっさりしているのが特徴。
焼きすぎたり煮込みすぎると、お肉の身が締まり硬くなるので調理のときに注意が必要です。
比較的手に入りやすいです。
価格
安い ☆☆★☆☆ 高い
人気
高い ☆☆☆★☆ 低い
肉質
柔らかい ☆☆★☆☆ 硬い
希少価値
高い ☆☆☆★☆ 低い
【牛肉もも】4つの部位を徹底解説!ローストビーフ最適部位
牛肩ロース肉
牛の首(ネック)から背中に続く部位。
赤身と脂身のバランスが良い部位です。シチューにするには上質なお肉よりも、少し安価な国産牛の肩ロースの方がお肉がしっかりしていておすすめです。
上質な肩ロースはスライスしてすき焼きやしゃぶしゃぶなどに向いています。他の部位に比べて値段が高いです。
価格
安い ☆☆☆☆★ 高い
人気
高い ☆☆★☆☆ 低い
肉質
柔らかい ★☆☆☆☆ 硬い
希少価値
高い ☆☆★☆☆ 低い
牛テール肉
牛のしっぽ。
テールスープなど出汁を取るのに向いています。赤身と脂身が程よく骨の回りに付いていて、味はかなり濃厚です。
ホルモン(内臓)に分類されるため、ホルモンの取り扱いがある店舗で購入出来ることがあります。
価格
安い ☆★☆☆☆ 高い
人気
高い ☆★☆☆☆ 低い
肉質
柔らかい ☆★☆☆☆ 硬い
希少価値
高い ☆★☆☆☆ 低い
【牛テール】スープ&煮込みに最適!でも実は焼肉が一番!?
牛すじ肉
お肉全体の表面に付いているものやアキレス腱などのすじ肉。
おでんやカレーなどに使われることが多く、出汁が出て歯ごたえがあるのが特徴。
安価で販売されているので手に入りやすくコストも抑えられます。
ただすじ肉は薄いためお肉の食感を味わうには物足りないです。
価格
安い ★☆☆☆☆ 高い
人気
高い ☆☆★☆☆ 低い
肉質
柔らかい ☆★☆☆☆ 硬い
希少価値
高い ☆☆☆☆★ 低い
【牛すじ肉】下処理と保存方法!おでんや煮込みに最適
ビーフシチューのお肉を柔らかくするには?
ビーフシチューを作るときに気になるのが煮込む時間です。
一時間煮込んでもお肉が柔らかくならないなんて経験はないでしょうか?
どのくらい煮込めばお肉は柔らかくなるのか、そもそも時間をかければ柔らかくなるのか。
部位ごとに特徴が違うのでご説明します。
スジの多い部位
牛すね肉、牛ほほ肉、牛すじ肉などのスジの多い部位は煮込めば煮込むほどスジがゼラチンに変わり柔らかくなります。
ただ一時間未満の短い煮込み時間では非常に硬いお肉になるので、お肉の大きさにもよりますが約三時間ほど煮込む必要があります。圧力鍋があれば短縮できるのでおすすめです。
脂身の多い部位
牛バラ肉や牛肩ロース肉などの脂身の多い部位は、比較的短い時間で柔らかいお肉になります。
口に入れたら溶けるようなお肉にするには、煮込めば煮込むほど近づきます。
ただし脂身と同じように赤身のお肉もしっかり付いていないと、煮崩れの原因になるので注意してください。
洋食屋さんなどでは5時間以上煮込んでトロトロのお肉にするところもあります。
赤身の多い部位
牛モモ肉のような赤身のお肉は、煮込み過ぎると旨味や水分が出てお肉が締まり硬くなります。
表面をフライパンでこんがり焼き、旨味や水分を逃がさないようにしてから煮込むと硬くなりにくいのでおすすめです。
ビーフシチュー用のお肉の商品に関してはこちらをご参考にしてください。
【ビーフシチュー肉】通販おすすめ商品を肉のプロが厳選!
理想のビーフシチューにするためのお肉選び(動画でご紹介)
ビーフシチューを作るときのお肉をご紹介しましたが、もっと身近でもっとシンプルにお肉を選ぶポイントを動画にしました。
皆さんが思う理想のビーフシチューはそれぞれ違います。
理想に近いお肉選びが出来れば幸いです。
↓ご興味あれば是非覗いて見て下さい↓
【ビーフシチューのお肉】劇的に美味しく仕上げるコツは〇〇選び!
まとめ
ビーフシチュー用の牛肉について解説しました。
どのお肉を使えば美味しいのかは好みがありますが、ご紹介した7種類のお肉はどれも美味しいです。
お肉の特徴を知り、調理法を少し変えることで違ったビーフシチューが出来上がります。
余ったお肉や特売品などいろいろな状況で臨機応変にビーフシチューが出来れば幸いです。
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