焼肉で人気部位【ミノ】の秘密とは?美味しい焼き方を伝授!
牛ホルモンで人気部位のミノ。
皆さんは一度は目にしたり、食べた経験はあるでしょうか?
あっさりしていて歯ごたえを楽しむミノですが、美味しい焼き方や魅力をご紹介します。
知られざるミノの秘密も教えます。これでホルモン通の仲間入り。
これを見るだけで焼肉屋以外でも美味しいミノが食べられます。
この記事の目次
牛ホルモンのミノとはどこの部位?
ホルモンのミノは牛の第一胃のことを言います。
牛は4つの胃を持ち順番に説明すると、
第一胃 ミノ
第二胃 ハチノス
第三胃 センマイ
第四胃 赤センマイ(ギアラ)
このように胃袋がそれぞれの役割を担いながらつながっています。
ミノの働き
ミノは第一胃として牛が食べた食糧をまずは大きく分解する場所です。
食糧が胃に入りそしてまた口内に戻ることを繰り返します。
食糧が胃袋に入り口内に戻ることを反芻(はんすう)と言い、繰り返し行うことで徐々に細かくすり潰した食糧を第二胃袋へ送ります。
ホルモンで人気のミノの秘密!
焼肉屋で人気が高まっているミノ。ホルモンの中でもあっさりしていて歯ごたえが癖になります。
そんなミノですが世間的にあまり知られていない秘密があります。
それは、
ほとんどのミノが外国産のものです。
特にオーストラリア産のものが多く、焼肉屋・スーパー・専門店での取り扱いが増えています。
外国産のミノは、国産のものに比べ肉厚があり柔らかいため好まれています。
国産のミノももちろん商品化されていますが、外国産のミノに比べて薄く硬いのが特徴で、味は良いのですが下処理に非常に時間がかかるため取り扱い店が少ないです。
ただし上質な黒毛和牛の上ミノは、臭みが少なく味も濃厚で切れ目を入れいれば非常に柔らかく美味しいです。
ホルモンの仕入れに強いお店が取り扱っていることが多いです。
ミノの名前の由来
昔、農民たちが雨具として藁(わら)などを編んで作られたものを蓑(みの)と言います。
蓑を広げた状態が牛の第一胃を広げた形に似ていることから、ミノと名付けられたそうです。
牛の内臓やお肉の部位では、見た目の形から名前が付けられているものも多いです。
ミノと上ミノの違い
焼肉屋のメニューでときどきミノと上ミノに分かれていることがあります。
牛の第一胃は、基本的に薄く大きな部分をミノ。その中でも厚みがあって弾力のある部分を上ミノと呼んでいます。
ミノは薄く硬いため細かい切れ目を入れて湯引きして提供されるお店もあります。
上ミノは厚く弾力があり、包丁で切れ目を入れることで焼肉やもつ鍋でも歯ごたえがあってコリコリ・シャキシャキした食感で食べられます。
身と身の間に脂を挟んだ部分があり、その部分を同じように焼肉用にカットしたものをミノサンドと言います。
ホルモンのミノの美味しい食べ方と焼き方のコツ
ミノの美味しい焼き方のコツをご紹介。
ミノの特徴は焼き過ぎると収縮し水分が無くなり硬くなります。
輸入牛の冷凍・解凍品の上ミノ
輸入牛の上ミノは冷凍(解凍)品が多いため、焼き加減が甘すぎるのに注意してください。しっかりと解凍してから焼いてください。
凍った状態で焼くと表面が焦げて中が冷たいままになります。
癖のある臭いがあるのも特徴ですが、焼き始める1時間前くらいに焼肉のタレに漬け込んでおくと、しっかり味が染み込み臭いも軽減出来ます。
焼き加減は切れ目を入れている面に少し焦げ目が付き、開いてきたら食べごろです。
個人的におすすめの焼肉のタレは、味噌ベースの少しドロッとしたタイプのタレに漬け込むとタレが良く絡み、臭いも軽減出来て焼いているときに食欲をそそる香ばしい匂いがたまりません。
冷蔵品の上質な上ミノ
上質な黒毛和牛の上ミノは、なかなか販売・提供しているお店が少ないです。上質な上ミノに出会ったら、シンプルに塩こしょうをし少し焦げ目がつくくらいまで焼いて食べるのがおすすめです。
全体を転がすように焼き、少し焦げ目が付き切れ目の入った面が少し開いてきたら食べごろです。
下処理にもよりますが、臭みが少ないためシンプルな味付けでポン酢などで食べても美味しいです。
上ミノのおすすめ商品3選
ミノも品種や産地によって値段や商品の良さが変わります。
外国産、国産牛、黒毛和牛の3種類の商品をご紹介します。
それぞれに良さがあるので、求めているものに近いものがあれば幸いです。
豪州産華咲き特上ミノ300g
豪州産の特上ミノ。切れ目がしっかりと入っていて、焼くと花が開いたようになる商品。あっさりして歯ごたえが癖になります。
価格だけ見ると決して安いとは言えないですが、肉厚の歯ごたえがありながらも柔らかい厳選した特上ミノをお探しの方におすすめです。
もみダレとつけダレがセットになった商品です。
鮮度抜群国産牛の上ミノ300g
国産牛の上ミノ。シンプルですが仕入れた日に下処理をしている鮮度抜群の商品です。300gで使い切りのタイプでお手頃です。
激安のものや反対に最高級のものをお探しの方にはおすすめ出来ませんが、シンプルで鮮度が良く美味しい上ミノをお探しの方におすすめです。
味付けがしていないことで別の用途、もつ鍋などにもおすすめです。
宮崎県産最高級黒毛和牛のミノサンド100g~
黒毛和牛のミノサンド。品質はA5ランクの最高級品です。
鮮度が良い証拠の脂付きミノサンドが100gから購入出来ます。
脂が苦手の方やホルモンに最高級を求めない方にはおすすめ出来ませんが、本当に新鮮で美味しいミノをお探しの方に特におすすめです。
今までのミノのイメージが激変するかもしれません。シンプルに塩こしょうで、お好みのタレを絡めても美味しく食べられます。
まとめ
以上で牛ホルモンのミノについて解説しました。
牛ホルモンと言っても20種類以上あります。その中でも人気が高いミノですが、人気があるため価格が年々高騰しています。
焼肉屋で食べるだけではなく、上手に購入し自宅で食べたいときに食べられるのも至福の時間です。
ホルモン通の楽しみが少しでも増えたら幸いです。
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