【牛ホルモン ハチノス】とはどこの部位?イタリア料理トリッパ
イタリア料理で使われる牛ホルモンのハチノスをご存知でしょうか?
焼肉やもつ鍋でも活躍するハチノスですが、なかなか目にする機会が少ない方も多いのではないでしょうか。
そんな珍しい牛ホルモンのハチノスを徹底解説します。
思わず癖になるインパクトの強いハチノスの魅力に迫ります。
この記事の目次
牛ホルモンのハチノスとはどこの部位?
牛は胃袋を4つ持っています。
ハチノスは第二の胃袋。ちなみにその他の胃袋は第一胃袋ミノ、第三胃袋センマイ、第四胃袋赤センマイ(ギアラ)。
第二胃のハチノスは反芻(ハンスウ)すること、飲み下した食べ物を第一胃に戻したり第三胃に送るポンプのような役割をします。
牛ホルモンは20種類以上あり、ハチノスや胃袋も牛ホルモンの一種。
イタリア料理では定番のトマト煮込みでハチノスを使うことが多く、そのときはハチノスを別名トリッパと呼びます。
牛ホルモン ハチノスの特徴
牛ホルモンのハチノスは見た目が蜂の巣に似ていることから呼ばれています。
多少臭みがあり歯ごたえがあるのが特徴。
丁寧に水洗いをした状態が画像のような見た目が少し黒いもの。
同じハチノスでも白いものはお湯に潜らせ、表面の黒い薄皮を丁寧に剥がすと画像のような綺麗な白いものになります。独特の臭みが軽減し、見た目で苦手になる方への安心感にもつながります。
牛ホルモン ハチノスの下処理
焼肉用に細かく切られている場合、
焼肉として食べる場合は特に下処理は不要です。
もつ鍋で食べる場合は、その他のホルモンと一緒に湯通しをします。
カットする前の大きなものを使って黒い薄皮を剥がし白くする場合、
約50℃のお湯に約5分ほど浸けハチノスの温度を上げ馴染ませます。
その後、約80℃のお湯に約1分ほど浸け表面を手で擦り、表面の薄皮が剥がれやすくなっているのを確認。確認後ハチノスをお湯から取り出し温度が下がらないうちに、スプーンやしゃもじなどを使い表面を擦って薄皮を剥がします。
注意点はお湯に漬けすぎたり、お湯から取り出し温度が下がってしまうと薄皮が剥がれにくくなります。温度をしっかり調整し手際よく行うのがポイント。
牛ホルモン ハチノスの調理法・食べ方
気になるハチノスの食べ方をご紹介します。
・焼肉のタレで漬け込んで焼いて食べる
・数種類のホルモンと一緒にもつ鍋に入れて食べる
・イタリア料理の定番トマト煮込みにして食べる
主にこのような食べ方が一般的です。
歯ごたえがあるためあまり大きなカットにすると食べにくくなるので注意。
牛ホルモン ハチノスの購入方法
ハチノスの購入方法ですが、専門店やスーパーなどで単品の購入は非常に難しいです。
ホルモンミックスなどで他のホルモンと一緒に入っているものや、稀にホルモン専門店で購入することは可能です。
単品でお探しの方は、インターネット通販で購入することをおすすめします。
商品が見つかりやすいのと不要な商品を同時に購入する無駄を省きます。
送料がかかりますが必要な量を手軽に購入出来るので安心。
カットの状態も好みに合わせて選ぶことが出来るので、求める理想の商品に辿り着きやすいです。
身近に販売しているところがあれば問題ないですが、なければ時間と手間のことを考えるとインターネット通販を強くおすすめします。
まとめ
牛ホルモンのハチノスについて解説しました。
見た目こそ独特ですが、下処理をしっかり行ったものは癖も少なくいろいろな料理に使われます。
どこにでも売っているものではないので、興味があればインターネット通販を利用し理想の商品を見つけてみて下さい。
下処理や見た目のインパクトから敬遠されがちなハチノスですが、美味しいものを食べると癖になる一品。是非お試しください。
【お肉なび】では牛肉や牛ホルモンの部位を細かく解説しています。
センマイのように、湯がいて酢味噌で食べるのは、ありですか?
須賀明彦さん
メッセージありがとうございます。
ご連絡遅くなりました。
ハチノスを酢味噌で食べるのはあまり聞いたことがございません。
センマイのように生で食べることはおすすめしません。
センマイよりもハチノスは厚みがあって弾力があるため硬いです。
熱湯に浸けて表面の黒い皮を剥ぎ、さらに時間をかけて煮込むことで柔らかくなります。
それをポン酢などで食べるのがおすすめです。ハチポンとしてお店で出しているところもあります。
ご参考まで。