【シャトーブリアン】 値段と牛肉最高級部位の特徴を徹底解説
皆さんは牛肉のシャトーブリアンという部位をご存知でしょうか?
一度は耳にしたことがあるかもしれません。
また食べたことがある方も多いかもしれません。
美味しい部位とは知りながら、どこのどんなお肉か聞かれると困りませんか?
そんな牛肉最高級部位のシャトーブリアンを徹底解説します。
高級志向の方必見。シャトーブリアンを知らずに牛肉は語れません。
この記事の目次
シャトーブリアンはどこの部位?
シャトーブリアンは牛肉のヒレ(ヘレ・フィレ)の一部に含まれる部位です。
ヒレは牛1頭約400kgから約8kg~10kgほどしか取れません。
そしてシャトーブリアンはそのヒレから約2kg弱ほどしか取れない非常に希少価値の高い部位です。
シャトーブリアンを持つヒレを3分割
ヒレ肉の成形前はこのようになっています。
表面の脂とスジを取り除いてからカットしていきます。
ヒレを3分割にして説明します。
どこからどこまでがシャトーブリアンという定義はありません。ヒレの中でも厚みがある中心部を指します。
①ヒレ(小)
ヒレの断面が小さい部分です。
左に行けば行くほど厚みがなくなり小さくなります。
②ヒレ(シャトーブリアン)
ヒレの真ん中のこの部位がシャトーブリアンです。
ヒレの中でもっとも厚みがあり、上質なものになれば綺麗なサシ(霜降り)が入ります。
③ヒレ(大)
ヒレの中でもっとも断面が大きい部分です。
右に行けば行くほど断面が小さくなります。
ヒレの中でも赤身の部分です。
シャトーブリアンの特徴
ヒレは牛肉の部位の中で赤身でもっとも柔らかい部位です。
ヒレの中でも厚みがあり、断面が丸く見た目がキレイなのがシャトーブリアンの特徴です。
味も濃く赤身で柔らかいため老若男女から好まれる部位。
その分、希少価値が高く価格も他のどの部位よりも高いです。
シャトーブリアンは焼肉屋などお店ではなかなかお目にかかれないため、「幻の部位」と呼ばれています。
シャトーブリアンの食べ方として、個人的にステーキが一番。
焼肉の場合、厚切りでお肉の旨味を閉じ込めながら食べるのがおすすめ。
シャトーブリアンの名前の由来
19世紀初頭に活躍したフランスの政治家(作家でもあった)のフランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアンにちなんで名づけられました。
美食家として名高かった彼は、シャトーブリアンのステーキをお抱えの料理人に指定していつも食べていたといいます。
牛肉最高級部位シャトーブリアンの値段
気になるシャトーブリアンの値段を調査しました。あくまでもお肉なび独自調査です。最高級部位シャトーブリアンを見て行きましょう。
表示は100gの値段です。
・国産牛(乳用牛)
1,200円~1,800円
・黒毛和牛(A5ランク)
2,500円~4,500円
・黒毛和牛(ブランド牛 神戸牛・松阪牛など)
5,000円~8,000円
あくまでも精肉の販売価格です。※2020年2月現在
鉄板焼き、焼肉屋、ホテルなどで提供される場合は異なります。
店舗によって仕入れ状況や販売方法が異なるため、若干値段に幅があります。安すぎず高すぎないものを見極めて、上手に購入するのに参考になれば幸いです。
本物のシャトーブリアンを動画で解説
最高級黒毛和牛の下処理を動画で解説しています。
徐々に見えてくるお肉、そして一本のヒレの一番良い部分に入刀!
本物のシャトーブリアンにご興味ある方は
是非ご覧ください。
普段見れないお肉業界の裏側をお届けします。
まとめ
以上で牛肉のシャトーブリアンについてご紹介しました。
もう一度シャトーブリアンをまとめます。
・牛ヒレ肉を三分割にした真ん中の部分
・一頭(約400kg)から約2kg弱ほどしか取れない非常に貴重な部位
・牛肉の赤身肉の中でもっとも柔らかい部位
・牛肉の部位の中でもっとも高価な部位
・牛の品種によって価格が大きく異なる
・黒毛和牛でも神戸牛・松阪牛などのブランドが付くと大きく値段が跳ね上がる
・食べ方は個人的にステーキが一番、焼肉なら厚切りで
焼肉屋や鉄板焼きなどでシャトーブリアンを食べるときは、ある程度予算に余裕を持って挑戦してみて下さい。
シャトーブリアンの取り扱い店は少なめですが、精肉販売での購入も可能なので自宅で最高級部位が味わえます。高すぎるもの、安すぎるものをしっかり見極めてから購入するようにしてください。
自分のご褒美や本当に心から喜んでもらいたいときに、最高級部位のシャトーブリアンを選ぶことをおすすめします。
【お肉なび】では牛肉の希少部位などの情報も細かくお伝えします。
その他の部位にご興味あれば覗いて頂けると嬉しいです。
高級ステーキを自宅で味わいたい方必見。
ステーキの美味しい焼き方はこちらでご紹介しています。
【ステーキの焼き方のコツ】を伝授!高級肉を自宅で美味しく食べたい