【牛脂】と【ラード】の違いとは?ダイエット効果がある牛脂

お肉を購入するときや焼肉屋に行ったときに目にする白い脂の塊。

フライパンや網に落として脂を馴染ませると、なんとも香ばしい匂いが広がります。

料理やお肉の味もワンランク上がる脂の塊ですが、

牛脂?ラード?

牛脂とラードの違いと牛脂の種類を解説します。
本当にダイエット効果が期待できるのか!?

この記事の目次

牛脂とは?

その名の通り牛の脂。牛の脂も大きく分けて3つに分類されます。
順番に解説します。

ケンネン(ケンネ脂)

牛の腎臓周りを覆う脂をケンネン(ケンネ脂)と呼びます。
四角い長方形や正方形に作られている脂は主にケンネンです。
内臓に関わるのでハラアブラとも呼びます。融点約40~50℃。

チチカブ

その他に牛の乳房にあたる部分をチチカブと言い、独特な食感とクリーミーな味が特徴。雌牛だけが4つ持つ。

背アブラ

お肉の表面を覆う脂。背中(ロースなど)の脂を背アブラと言い、脂の中でも柔らかくキメが細かい溶けやすい脂。

黒毛和牛の中でも上質なお肉の脂は、脂質も評価基準になっているため特に溶けやすい綺麗な脂です。

ラードとは?

ラードとは豚の脂のこと。豚脂(とんし)とも言い、脂肪組織から精製した食用油脂を主にラードと言います。

牛の脂よりも豚の脂の方が融点(脂が溶けだす温度)が低く、料理にコクや風味を出し、揚げ物などに使われることが多い。融点約27~40℃。

豚の背脂はあっさりしてコクが出るため、ラーメンのスープに使われることが多い。

ダイエット効果が期待できる牛脂とは?

密かにダイエット効果が期待できると話題になっている牛脂。

どの牛脂を食べても効果があるものでは無さそうです。

上質な黒毛和牛の脂は融点が低く、人肌で溶けると言われています。
特に神戸牛や松阪牛などのブランド牛と呼ばれている牛になると、脂があっさりしていて胃もたれしにくいのは事実。

ケンネン(ケンネ脂)よりも背脂の方が融点が低く溶けやすいです。

牛脂そのものを主食にして行うダイエットが行われているようですが、確かに効果は出ている人が多いようです。
ただしその後の健康状態などは保証がないので、よく調査した上であくまでも自己責任で行ってください。

【牛肉の融点】人肌で溶けるお肉って何?

まとめ

以上で牛脂とラードの違いについて解説しました。

牛脂はお肉や料理に香りをつけるのに向いています。
網やフライパンを焦がさない程度に使うのが理想。

ラードは揚げ物やラーメンにコクを出すのに向いています。
精肉店のコロッケやトンカツなどの揚げ物によく使われています。

ダイエットは効果が出ているようですが、健康面での保証がないため自己責任で行ってください。

牛脂やラードは料理を美味しくさせるために程よく使って頂けると幸いです。

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