牛肉で健康的に!美肌効果も!ダイエットまで!?赤身肉の魅力に迫ります!

最近、日本では健康のために運動やダイエット、筋トレなどが非常に幅広い世代に広がっています。

その影響からかお肉の業界でも数年前から赤身志向が多くの世代に広がりつつあります。

そんな赤身のお肉を求める方の

「赤身で美味しいお肉はどれですか?」

「脂が少なくて柔らかいところはどの部位ですか?」

などの質問にお応えし、赤身肉の魅力をお伝えします。

この記事の目次

提供側と消費側の赤身肉の認識の違い

まずは牛肉には大きく分けて赤身脂身があります。

品種や部位、成形などによって異なりますが、私たちのような販売店とお買い物をされる消費者様の考える赤身肉がまず違っていることをご理解頂きたいです。

部位にもよりますが見た目だけで赤いお肉を選ぶとき、安いお肉の方が脂が少なく赤いです。

お肉の表面についている脂とサシ(霜降り)のとらえ方の違いもあります。

赤身肉

提供側 : もも肉(内もも、外モモ、ランプなど)の部位で決める

※サシを脂といわない

消費側 : 見た目が赤いもので決める

※表面の脂もサシも脂と考える

国産牛、交雑種、黒毛和牛の違い

スーパーなどで販売されているパックのお肉でよく目にする表示が国産牛交雑種黒毛和牛、その他輸入牛(欧州産、米国産など)。

国産牛とは主にホルスタイン種(乳用牛)を示し、オス牛(種牛以外)は去勢し肥育後食用として販売されます。乳が出なくなったメス牛も経産牛として販売されます。

交雑種とは主にホルスタイン種(メス牛)と和牛(オス牛)を人工授精させて生まれた牛です。病気などの抵抗力は黒毛和牛よりも強く成長が早いため粗飼料の利用性に優れています。肉質はやや粗めですが牛によっては黒毛和牛に近いものもいます。

黒毛和牛とは品種の名前で、日本の和牛は黒毛和種・褐毛和種・無角和種・日本短角種の黒毛和牛は血統によって決まります。国産牛や交雑種に比べて肥育に手間がかけられ肉質もキメが細かく柔らかいです。脂質も艶があり柔らかいです。上質になればなるほど綺麗なサシ(霜降り)が入るのが特徴です。

【和牛と国産牛の違い】どちらが美味しい?どちらが柔らかい?

牛赤身肉のおすすめ部位

ご質問が多い

「赤身で美味しいお肉はどれですか?」についてです。

ヒレ(ヘレ、フィレ)

人それぞれ好みは異なりますが、やはり人気が最も高いのはヒレ(ヘレ、フィレ)です。あっさりしていて食べやすいためお子さんからご年配の方まで好まれています。希少性と需要からどの部位よりも高値で販売されています。

一番多い食べ方はステーキです。赤身で柔らかいですが上質になればなるほどサシが入ります。

焼肉やしゃぶしゃぶにも出来ますが、筋が少なく厚みがあっても柔らかいためステーキが好まれています。

【牛肉のヒレ】とは?部位の特徴と簡単で最高の焼き方を伝授!

ランプ

続いて最近人気が急上昇しているのがランプです。

牛の腰からお尻の部分で運動量が少ない部位のため赤身で柔らかく、飲食店でもメニューに取り入れるところが増えてきています。

牛のモモ肉は専門業者間では4分割で取引されることがほとんどです。モモ肉はウチモモ、ソトモモ、シンタマ、ラムイチ(ランプ・イチボ)に分けられ、その中でも脂が少なく柔らかいのがランプです。

食べ方はこれもステーキが多いです。

ステーキに出来る部位の中では価格もリーズナブルなため最近人気が集まっています。

ランプについて詳しい説明はこちらをご覧ください。

【牛肉ランプ】聞いたことあるけど意外と知らない!人気上昇中の赤身肉!

ハラミ

ハラミも最近では非常に好まれている部位です。牛の横隔膜にあたり内臓肉に分類され見た目はお肉のようです。

上質な牛になればなるほどお肉のようにサシが入りますが、柔らかく程よい脂でかなり人気が高いです。

和牛のハラミは希少価値が高く精肉店での取り扱いは非常に少ないです。焼肉屋でも時期や時間帯によっては品切れになることも多い部位です。食べ方は焼肉が多いです。

牛の横隔膜なので厚みが薄いためスライスやステーキには向きません。価格は内臓肉の中ではタンに続いて高価なものになります。

焼肉で人気【ハラミ】とは?特徴とおすすめ理由を徹底解説!

モモ肉(ウチモモ、内もも)

赤身肉のブロックで販売することが一番多いのがウチモモです。

この部位も上質になればなるほどサシが入ります。キメはやや粗めですが切り方や成形の仕方で柔らかく食べることが出来ます。

表面に脂が付いていますがほとんどの場合取り除いた状態で販売されています。食べ方はブロックで調理するローストビーフタタキにすることが多いです。

焼肉、すき焼き、ステーキにすることもあります。精肉専門店で赤身ブロックで販売するときに最もよく使われる部位で、価格もお手頃です。ご自宅で調理するときには切り方(繊維の方向)でお肉の硬さが変わります。

牛肉の部位別カロリー比較

出典先 食品成分データベース

牛肉のカロリーで比較した場合、和牛より乳用牛乳用牛より輸入牛の方が低いことがわかります。

部位で比較した場合、サーロインよりヒレヒレよりモモの方が低いです。

「脂が少なくて柔らかいところはどの部位ですか?」

に関して言えばやっぱりヒレが脂が少なく柔らかい部位になります。

味や硬さは関係なく赤身肉で見た場合は輸入肉のモモがもっとも赤身であることがわかります。

赤身肉は筋トレや美肌効果に最適

筋トレや健康な体を作るための食品といえば鶏のササミや胸肉が有名です。

スーパーなどで安価に手に入りあっさりして食べやすく調理しやすいです。

牛肉には筋肉を作るために大切なタンパク質が豊富に含まれており、人間の体内で生成できない必須アミノ酸(アミノ酸20種のうちの9種)も全て含まれています。

さらにタンパク質の吸収に必要なビタミンB群や血液の生成に重要な鉄分、性ホルモンの生成に必要な亜鉛など栄養価も鶏肉に比べて非常に高いです。

赤身肉には体脂肪を燃焼させるために必要なL-カルニチンが多く含まれています。

L-カルニチンとは体の中の脂肪をエネルギーに変えるときに必要な大事な栄養素です。

これは鶏肉にはほとんど含まれていません。

つまり赤身肉を食べることで筋肉量が増え、代謝が上がり消費カロリーが増えるので痩せやすい体になっていきます。なのでお肉を食べることでダイエットにも効果があると言えます。

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あと血液の源ヘモグロビンの材料になるヘム鉄が豊富に含まれていて、体内に酸素を運ぶための大事な存在で血行促進にもつながり美肌効果も期待できます。

お肉が好きでよくお肉を買いに来られる方は、元気で肌艶が良い方が多いです。

特にご年配の方はハッキリ見た目でわかります。

ただし注意が必要

先ほど部位別にカロリーを比較した通り、牛の品種や部位によってカロリーがかなり違ってくるため筋肉を作るためやダイエットを目的に牛肉を食べる際はご注意ください。

和牛よりも輸入牛の方がサーロインよりもヒレの方が筋肉を作るのに適しています。

健康的に無理な食事制限をせず牛肉を食べながら上手に筋トレやダイエットをしましょう。

牛肉の摂取量の目安

1日に摂取する量は約150gから200gが理想です。見た目での目安は手のひらサイズ

1食でも3食合計でも大丈夫です。あと牛肉ばかりだとコストもかかるため豚肉や鶏肉なども上手に食べると良いです。

豚肉や鶏肉にもそれぞれ豊富に含まれる栄養素があるのでバランスの良い食事が理想です。

どこに行けば赤身肉が買える?

赤身肉のブロックが欲しい場合はお肉に力を入れているスーパーでも置いています。

生鮮食品に強いスーパーで輸入肉や乳用牛がリーズナブルに買えるのでおすすめです。

値段よりも質を重視される場合は精肉専門店の方が上質なお肉が買えます。

必要な量を買いたい場合は精肉専門店へお尋ねください。

取り扱うお肉の質によって価格はかなり違ってきますのでご注意ください。

まとめ

以上で牛肉の赤身肉の魅力についてお伝えしました。

筋力アップ美肌効果ダイエットなどにはお肉は欠かせません

食べすぎには注意ですが、赤身肉をストレス無く楽しんで食べながら健康的な日常を過ごして頂きたいです。

【お肉なび】ではお肉に関する悩みや疑問、魅力をもっとお伝えしていきます。

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4件のコメントがあります

  1. りか

    こんにちは。健康のため、朝、軽く赤肉を取ろうと考えました。ローストビーフだとサンドイッチでいただきやすいと思うのですが、赤肉の成分や効果が薄れていないのかなあと疑問です。 赤肉の良さを効果的に摂取出来る調理方法が知りたいです。

    1. Naoki

      りかさん。
      コメントありがとうございます。
      健康のための赤身肉は良いですね。ローストビーフも食べやすいので継続するには良いと思います。
      牛肉に関しては栄養面で考えると、出来るだけ生に近い方が栄養の吸収が多いと言われています。
      おっしゃる通り火を通し過ぎると、アミノ酸バランスが崩れやすく栄養素が流れ出てしまい、お肉が硬くなる原因になります。

      栄養素を効果的に摂取する赤身肉の食べ方について。
      いろいろな意見があるかと思いますが個人的な意見としましては、
      出来るだけ赤身肉を塊で調理するのが良いかと思います。
      具体的にはステーキやタタキがおすすめです。
      鮮度の良いお肉を選ぶことが大前提になりますが、塊肉の表面をしっかり焼き旨味や栄養素を中に閉じ込めて食べるのが理想です。
      もちろん毎朝食べるには手間やコストを考えるとなかなか出来ることではありません。

      継続的に少量でも摂取出来れば良いかと思います。
      ご参考になれば幸いです。
      【お肉なび】

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    1. Naoki

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