【牛肉のヒレ】とは?部位の特徴と簡単で最高の焼き方を伝授!
牛肉の中で最も柔らかく、脂身が少ない赤身肉と言えばヒレです。
ステーキ用として食べられることが多く、老若男女問わず好まれています。
ヒレ肉でも最高級黒毛和牛のものや、神戸ビーフ・松阪牛などのブランド牛のものになると希少価値が高くかなり高級品です。
お祝いのときやご褒美に牛ヒレ肉を食べたい方へ。
高級なヒレ肉を買って何となく適当に調理しても柔らかい部位だけあって間違いなく美味しいです。
ただし素材を最大限に活かせていないのが非常にもったいないです。
良いお肉をもっと美味しく食べたい方、誰かに食べさせたい方必見です。
お肉の特徴と簡単で最高に美味しい牛ヒレ肉の焼き方を伝授します。
この記事の目次
牛肉のヒレはどこの部位?
牛肉のヒレとは、サーロインの内側にある細長い部位です。
牛肉は運動量の多い部位はスジが多く硬いですが、反対に運動量の少ない部位はスジが少なく柔らかいです。
ヒレは牛肉の中でも運動量が極めて少ない部分のため最も柔らかい部位です。
牛肉ヒレの特徴
牛肉のヒレは別名ヘレ、フィレ、テンダーロインと呼ばれています。
ヘレは主に近畿地方で呼ばれ、フィレはフランス語、テンダーロインはアメリカ産牛肉で呼ばれています。
地域やお店によって呼び方が違いますがすべてヒレと同じです。
ヒレの中でも真ん中の厚みのある中心部分(全体の約4分の1ほど)をシャトーブリアンと呼びます。
シャトーブリアンはヒレの中でもさらに希少価値の高い最高級部位で、牛一頭から約2kgほどしか取れません。
ヒレは脂身が少なくキメの細かい赤身肉で、牛のランクに関わらず柔らかいのが特徴です。
上質な牛肉のヒレはお肉に締まり(ハリ)があり、サシ(霜降り)が入ってキメが細かく見た目がとても綺麗なのが特徴です。
サーロイン(ロース)が牛肉の王様と呼ばれているのに対し、ヒレは牛肉の女王様と呼ばれています。
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牛肉ヒレの食べ方
ヒレ肉のもっとも多い食べ方はステーキです。
厚みがあっても柔らかい部位はステーキがおすすめで、お肉の旨味を中に閉じ込めながら焼くのがポイントです。
ステーキ以外の食べ方は、焼肉やビーフカツ・ローストビーフ・しゃぶしゃぶなどがあります。
それぞれ厚みが異なります。
理想の厚み
ステーキ 約1.5cm~2cm
焼肉 約0.5cm~0.7cm
ビーフカツ 約1.0cm~1.5cm
ローストビーフ 約0.7cm~1.0cm
しゃぶしゃぶ 約0.1cm~0.2cm
牛肉ヒレの短所と長所
ヒレ肉は老若男女問わず好まれていますが、そんなヒレ肉にも短所と長所があります。
ヒレ肉の短所
・希少価値が高いため販売価格や提供価格が高い
・脂身が好きな方にはあっさりしすぎている
・歯ごたえのある硬めのお肉を好む方には柔らかすぎる
・贈り物などには見た目の迫力に欠ける
ヒレ肉の長所
・赤身で柔らかいお肉を好む方に最も適している
・断面が小さいためステーキの成形にしやすい
・最高級品だけではなく国産牛や輸入牛でも柔らかい
・部位の認知度が高く印象が良い
・贈り物にすると年齢問わず喜ばれる
・ダイエットや減量中にも低カロリーで健康面でも鉄分が豊富
牛肉ヒレはどこで購入できる?
日本人の赤身志向が進んでいることや、外国人観光客で赤身のお肉しか食べない国の人の増加などから年々赤身肉の価格の高騰が続いています。
そんな中、特に希少なヒレ肉はどこで買えるのかをご紹介します。
精肉専門店
まず一番理想は精肉専門店で購入することをおすすめします。
取り扱っているお肉の品質やランクなどはお店によって異なるため一概にここが良いとは正直言えません。
ただ国産のヒレは希少価値が高いため、いつでも店頭販売しているお店をまずは探すことが第一条件です。
店頭販売しているだけで仕入れの強いお店であり、販売力があるお店という信用にもつながります。現物を見ながら選べるのが最大のメリットです。
インターネット通信販売
通販だけを行っているところと、実店舗が行っているところ、卸業者が行っているところなどいろいろあります。
時間や手間を考えると購入するのに一番早い方法です。
ただし現物が見れないのがデメリットです。レビューなどを参考に慎重に購入することをおすすめします。
普段買えない全国のブランド牛などが気軽に購入できるのが最大のメリットです。
大型スーパー
精肉コーナーのある大型スーパーでも購入できます。
お肉のランクなどはスーパーによって異なるため国産牛のものや外国産のものまで購入可能です。
加工済み(カット済み)でパック売りをしているところがほとんどなので、カットしてから時間が経っていることがあります。ドリップ(赤い汁)や色などで判断しないといけないのが難点です。
ただし賞味期限や加工日などが記載されているため、いつ加工していつまで日持ちするかが一目でわかるのが最大のメリットです。
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牛肉ヒレの簡単で最高の焼き方のコツ
牛ヒレステーキの間違いない焼き方は非常に簡単です。
自宅の普段使っているフライパンを使用します。
・お肉は焼き始める約15分~30分前に冷蔵庫から出して常温に戻します
フライパンとの温度差を減らしお肉の表面が焦げて中が冷たい状態を避けます
・お肉の片面に塩こしょうをします
塩こしょうはかけてから時間が経つとお肉の旨味がドリップになって流れ出てしまうので焼く直前にしてください
・フライパンを強火で熱します
牛脂またはサラダ油を引いて少し煙が上がれば焼き始めです
香り付けでにんにくチップを色が付くまで炒めても良いです
・お肉を焼いていきます
塩こしょうをした面が仕上がりの面になるためその面から焼き始めます
肉汁を中に閉じ込めるイメージで焼きます
・こんがり色が付けばひっくり返してもう片面を焼いていきます
焼き加減は返した面で調整します
レアなら約1分、ミディアムレアなら約1分30秒、 ミディアムなら約2分、ウェルダンなら約2分30秒焼きます
・好みの焼き加減になったら火を止め蓋をして約5分~10分お肉を休ませます
この工程が一番のポイントです
焼いてすぐに食べるとお肉の旨味が流れ出てしまうため我慢して少し待ちましょう
・お肉が落ち着いたらお皿に盛って完成です
付け合わせの野菜は別でご用意ください
シンプルに塩こしょうで食べるのがおすすめです
市販のステーキソースや岩塩、ポン酢などもおすすめです
【ステーキの焼き方のコツ】を伝授!高級肉を自宅で美味しく食べたい
牛ヒレのさばき方(下処理)を動画で解説
牛ヒレが商品になる前の下処理を動画で解説しています。
お肉業界の裏側を少しお見せします。
ご興味あればご覧ください。
シャトーブリアンの位置もお伝えしています。
牛ヒレをもっと詳しく知りたい方向け、またはブロックで購入したときの下処理を知りたい方は是非どうぞ。
まとめ
牛肉のヒレについて解説しました。
お祝いやご褒美に最高のヒレを最高の状態で食べていただけると幸いです。
ますます人気が高まるヒレは希少価値も高くなります。
食べる機会があれば是非味わって食べてください。
【お肉なび】ではお肉の知ってそうで知らない情報を発信していきます。
大変よく分かりました。
ご興味持っていただきありがとうございます。
その他のお肉もご興味あれば覗いて見て下さい。