牛肉の部位名称13種類【部位別の特徴、位置、カロリー比較まとめ】
お肉を食べるときや買いに行ったときに、牛肉の部位が書いてあるけど実際にどこの部位でどんなお肉?
などの疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
これさえ知っていればお肉通と言える、牛肉の大まかな部位の名称と位置をご紹介します。
牛肉の名称を知るだけでなく、部位によって全然違うカロリーも比較していきましょう。カロリーが気になってお肉を避けている方必見です。
この記事の目次
牛肉の部位名称13種類【特徴、位置、カロリー】
牛肉の部位を大きく13種類に分けてご紹介します。
細かく分けるともっと多いですが、大きな牛を運びやすくするために最低限の大きさに分ける必要があります。
分割することで部分的な取引(業者と専門店)も可能になります。
牛肉の部位13種類の特徴と位置、カロリーを解説します。
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆☆☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆☆☆☆ 硬い
値段
高い ☆☆☆☆☆ 安い
ネック
【ネックの特徴】
首周りのお肉。運動量が多くキメが粗いため肉質は硬め。味は濃厚で薄くスライスして切り落とし、一口サイズにしてカレーやシチューなどの煮込み料理などに。ミンチ材にも使用。【ネックのカロリー】
和牛:286kcal 輸入牛:180kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆★☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆☆★☆ 硬い
値段
高い ☆☆☆★☆ 安い
ウデ(肩)
【ウデの特徴】
肩の部分。赤身が多く肉質はやや硬め。
希少部位とのミスジを含む部位で、焼肉やステーキに使用。全体としてはスライスして赤身のすき焼きやしゃぶしゃぶ、焼肉など。
【ウデのカロリー】
和牛:286kcal 輸入牛:180kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆★☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆★☆☆ 硬い
値段
高い ☆☆★☆☆ 安い
牛肉【ミスジ】とはどこの部位?おすすめの食べ方と焼き方を伝授
肩ロース
【肩ロースの特徴】
ネックとリブロースの間の部分。
赤身と霜降りのバランスが良く、味も濃厚で柔らかい部位。
すき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキに使用。
【肩ロースのカロリー】
和牛:411kcal 輸入牛:240kcal
霜降り度合い
霜降り ☆★☆☆☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆★☆☆☆ 硬い
値段
高い ☆★☆☆☆ 安い
【牛肉のザブトン】とはどこの部位?肩ロースの一番の見せどころ!
リブロース
【リブロースの特徴】
キメが細かく濃厚な味でいろいろな料理に合う。リブロースのサシ(霜降り)具合によって牛肉のランクが決まる重要な部位。すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、焼肉など万能です。
【リブロースのカロリー】
和牛:573kcal 輸入牛:231kcal
霜降り度合い
霜降り ★☆☆☆☆ 赤身
肉質
柔らかい ★☆☆☆☆ 硬い
値段
高い ☆★☆☆☆ 安い
牛肉【リブロース】とはどこの部位?ランクに最も重要な部位
ロース(サーロイン)
【ロースの特徴】
背中の部分で最高級部位。
牛肉の王様と呼ばれるほどキメの細かさ、味、香り、柔らかさが抜群に備わっている。ステーキで食べることが多い。
【ロースのカロリー】
和牛:498kcal 輸入牛:298kcal
霜降り度合い
霜降り ★☆☆☆☆ 赤身
肉質
柔らかい ★☆☆☆☆ 硬い
値段
高い ★☆☆☆☆ 安い
【牛肉 サーロイン】部位の特徴!焼き方と切り方をプロが伝授
ヒレ(ヘレ、フィレ)
【ヒレの特徴】
牛肉の最高級部位。キメが細かく赤身で柔らかい。牛肉の女王と呼ばれていて、上品で老若男女に好まれる部位。ステーキで食べることが多い。
【ヒレのカロリー】
和牛:223kcal 輸入牛:133kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆★☆ 赤身
肉質
柔らかい ★☆☆☆☆ 硬い
値段
高い ★☆☆☆☆ 安い
【牛肉のヒレ】とは?部位の特徴と簡単で最高の焼き方を伝授!
ラムイチ(らんいち)
【ラムイチの特徴】
腰からお尻にかけての部位。
ランプとイチボに分割して使用することが多い。ランプはモモ肉の中でも赤身でキメが細かく柔らかい部位。主にステーキで使用。
【ラムイチのカロリー】
和牛:347kcal 輸入牛:234kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆★☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆★☆☆☆ 硬い
値段
高い ☆★☆☆☆ 安い
【牛肉ランプ】聞いたことあるけど意外と知らない!人気上昇中の赤身肉!
外モモ
【外モモの特徴】
モモ肉の中ではキメが粗くやや硬め。
牛の全体重を支える重要な部位。
薄くスライスしてすき焼きやしゃぶしゃぶ、切り落としなどに使用。
【外モモのカロリー】
和牛:265kcal 輸入牛:215kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆★☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆☆★☆ 硬い
値段
高い ☆☆☆★☆ 安い
内モモ
【内モモの特徴】
モモ肉の中でも赤身の部位。上質な牛肉になれば内モモにもサシ(霜降り)が入るので、良いお肉を見分けるポイントの一つ。ローストビーフやタタキに使用することが多い。
【内モモのカロリー】
和牛:259kcal 輸入牛:165cal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆★☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆★☆☆ 硬い
値段
高い ☆☆★☆☆ 安い
しんたま(マル)
【しんたまの特徴】
希少部位のヒウチを含む部位。その他の部分は赤身で濃厚な味があり、分割して焼肉や煮込み料理に使用。分割せずにそのままスライスしてすき焼きやしゃぶしゃぶにも使用。
【しんたまのカロリー】
和牛:259kcal 輸入牛:165kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆★☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆★☆☆ 硬い
値段
高い ☆☆★☆☆ 安い
肩バラ(ブリスケ)
【肩バラの特徴】
別名前バラ・ブリスケとも呼ばれている。
運動量が多い部位のため、肉質はやや硬め。
濃厚な味があるため、噛めば噛むほど旨味が出る部位。すき焼き、焼肉などに使用。
【肩バラのカロリー】
和牛:517kcal 輸入牛:371kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆☆★ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆☆★☆ 硬い
値段
高い ☆☆☆★☆ 安い
肩バラの詳細はこちらでご紹介
【牛肉ブリスケ】を徹底解析!お肉のプロたちが口を揃えて支持する前バラ・肩バラ
バラ(トモバラ・ナカバラ)
【バラの特徴】
牛肉の中で最も脂の多い部位。
カルビとして焼肉用に使用することが多い。
カイノミやササミ(フランク)などの希少部位も含まれる。
【バラのカロリー】
和牛:517kcal 輸入牛:371kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆★☆☆ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆★☆☆ 硬い
値段
高い ☆☆☆★☆ 安い
バラの詳細はこちらでご紹介
【牛肉カルビ】知ってるようで知らない!カルビの特徴と魅力を徹底解説!
スネ
【スネの特徴】
牛肉の中でスジが最も多く硬い部位。
ただ煮込むことによりコラーゲンが豊富で柔らかいお肉になる。
シチューやカレーなどの煮込み料理に使用。
【スネのカロリー】
和牛:237kcal 輸入牛:195kcal
霜降り度合い
霜降り ☆☆☆☆★ 赤身
肉質
柔らかい ☆☆☆☆★ 硬い
値段
高い ☆☆☆☆★ 安い
スネの詳細はこちらでご紹介
【牛すね肉】特徴と調理法を牛肉のプロが伝授!赤ワイン煮込みレシピ付!
※カロリーはヒレ以外は脂身付き、生で表示しています。
ヒレは赤肉、生で表示しています。
※ネックはウデと同等、ラムイチはランプ同等、内モモ・しんたまはモモ肉同等、スネは外モモ(皮下脂肪なし)同等。
牛肉の部位別カロリー比較
和牛 | kcal | 輸入牛 | kcal | |
1 | ヒレ | 223 | ヒレ | 133 |
2 | モモ | 259 | モモ | 165 |
3 | 外モモ | 265 | 肩 | 180 |
4 | 肩 | 286 | 外モモ | 215 |
5 | ランプ | 347 | リブロース | 231 |
6 | 肩ロース | 411 | ランプ | 234 |
7 | サーロイン | 498 | 肩ロース | 240 |
8 | バラ | 517 | サーロイン | 298 |
9 | リブロース | 573 | バラ | 371 |
カロリーを部位別に低い順に並べるとこんな感じです。
和牛と輸入牛とでは、部位が違うとカロリーも異なることがわかります。
輸入牛は全体的にカロリーが低いことがわかります。
和牛のリブロースが最もカロリーが高く、輸入牛のヒレが最もカロリーが低いことがわかりました。
カロリーが気になる方でも、和牛のモモ肉や輸入牛全般は比較的低いため安心してお肉が食べられます。
まとめ
以上で牛肉の部位の特徴やカロリーなどをお伝えしました。
カロリーを気にしながら食事をする人が増えています。
ただカロリーを理解した上で、安心して食べていただけるとお肉の美味しさが激増します。
参考にしていただきお肉の魅力が伝われば幸いです。
【お肉なび】ではお肉を食べるときに役立つ情報を発信していきます。