【ローストビーフ】に使うお肉ってどこの部位?おすすめ部位7選
ご自宅で特別な日やおもてなしをするときに作りたいローストビーフ。
見た目の華やかさはもちろんですが、美味しく仕上がればさらにその場の雰囲気も良くなります。
ただご自身でローストビーフを作るときに大切なのはお肉選びです。
どれだけ良い焼き方や味付けをしても、お肉選びが悪ければ美味しく仕上がりません。
今回はご自宅でローストビーフを作りたい方に、お肉選びのコツとおすすめ部位をご紹介します。
この記事の目次
ローストビーフを美味しく作るためには
ローストビーフを美味しくするのに大切なのはお肉選びと切り方です。
もちろん焼き加減や味付けも大切です。多少焼き過ぎても焼きが甘くても大丈夫。お肉が美味しければ難しい味付けは不要でシンプルに塩こしょうでも十分です。
ただどれだけ焼き方や味付けが上手に出来ても、元のお肉が悪ければ本末転倒。
良いお肉選びが出来て、下味を付けて上手に焼き上げ、専用タレで味付けの準備も万端。
そして最後に大切なのは仕上げお肉を切るところ。これを間違えばすべて台無しです。
そんな失敗を無くすための簡単な切り方はこちらでご紹介しています。
【牛肉の切り方】繊維方向を見極めろ!ローストビーフ切り方のコツ
ローストビーフに使うお肉の部位7選!
お肉の部位によって仕上がりが変わってきます。
ローストビーフ用のお肉は、主に赤身のお肉が好まれています。
赤身の部位もたくさんありますが、それぞれの特徴を理解し好みの部位を選んでください。
赤身のお肉のおすすめ部位7選をご紹介します。
牛モモ肉(うちもも)
ローストビーフに最もよく使われる部位。
赤身であっさりしていて、薄く切れば柔らかく仕上がります。
上質なうちももになればサシ(霜降り)が入るため、見た目と表示で上質なものか判断できます。
価格も比較的安いため、取り扱っている店舗が多いです。
どの部位を選べば良いかわからず迷ったら、牛モモ肉(うちもも)を選ぶのが間違いないです。
牛モモ肉(ランプ)
モモ肉の中では高価な部位。
ステーキ用などで良く使われていて、厚めに切っても柔らかいのが特徴。
キメが細かく柔らかい、そしてあっさりした赤身肉。
厚めのローストビーフを好む方には特におすすめの部位です。
黒毛和牛、国産牛、輸入牛ともに柔らかいのがランプの良いところ。
柔らかさに加えてお肉の味を味わうには黒毛和牛がおすすめ。
牛モモ肉(マルシン)
モモ肉の中で最もサシ(霜降り)の入るヒウチ(トモサンカク)を持つシンタマ。シンタマを分割したときに中心となるのがマルシンという部位です。
濃厚な味が特徴で薄めに切れば柔らかく食べられます。
うちもも肉と見分けが付きにくく、どちらもモモ肉として表示されていることがほとんどです。
マルシンを購入するのは非常に難しいですが、よく行くお肉屋さんがあれば一度お尋ねください。
牛ヒレ肉
牛肉の中で最も高価な部位。
赤身であっさり、キメは細かく柔らかい、お肉の味もしっかりあって人気の部位です。
特別な日やお祝いなどの贈り物に使うことが多く、食べ方はステーキが最も多いです。
ヒレは黒毛和牛、国産牛、輸入牛どれをとっても柔らかいのが特徴。
ローストビーフにするときは焼き方に十分注意してください。
【牛肉のヒレ】とは?部位の特徴と簡単で最高の焼き方を伝授!
トウガラシ(ウデ)
ウデ(肩)の一部で肩甲骨辺りの部位。
形が唐辛子に似ていることからトウガラシと呼ばれています。
厚みのあるところは柔らかく、薄い部分は厚めに切ると少し硬い。
赤身であっさりしていて濃厚な味が楽しめます。
希少な部位のため部位指定で購入するのは難しいです。
【牛肉トウガラシ】とはどこの部位?別名トンビの特徴と魅力
牛サーロイン
牛肉の王様と呼ばれる部位。
高価な部位で上質になればなるほどサシ(霜降り)が入り、主にステーキやすき焼きなどのスライスに使用します。
輸入牛、国産牛、黒毛和牛の順に赤身肉になります。
赤身のローストビーフにするには輸入牛、溶けるようなローストビーフにするには黒毛和牛をおすすめします。
黒毛和牛でもランクによって赤身具合や価格が異なるので、好みや予算に応じて選ぶ必要があります。
牛リブロース
脂身が入った背中の部位。
肩ロースとサーロインの間にある部分で、断面が非常に大きい。
リブロースもサーロイン同様、輸入牛が赤身で黒毛和牛は綺麗なサシが入りやすいのが特徴です。
断面が大きいため量が少ない場合は不向きです。豪快に焼き上げ豪快に調理する場合におすすめです。
ローストビーフ用お肉の購入方法
生のお肉は大型のスーパーもしくは精肉専門店に行くと購入出来ます。
部位や品質、品種はお店によって取り扱う商品が異なるため、実際に店舗に行って確認することが大切です。
店頭でローストビーフに適したお肉を聞くのが良いです。
近くにお店がなければインターネット通販で購入するのがおすすめです。
通販の場合、レビューや評価を基準に品質や内容を見極める必要があります。
冷蔵品や冷凍品、解凍品などを見ながらお肉選びを行ってください。
部位と価格だけを見るのではなく、品種がかなり重要になるので全体を見て判断してください。
ローストビーフに最適な部位を動画で解説
文章を読むよりも目で見る方がイメージしやすいと思い、実際に動画で解説しています。
ご興味あれば是非覗いてみて下さい。
ローストビーフの美味しく仕上がる切り方
美味しいローストビーフが作れたときに、最終段階で最も重要なのはお肉の切り方です。お肉の繊維をしっかり見極め繊維に対して垂直に包丁を入れます。
繊維を断ち切るように切ると、口に入れたときにスジが残りにくく柔らかく仕上がります。反対に繊維に対して垂直に切れていなけば繊維が残り硬い仕上がりになります。
厚みは先ほど説明した部位によって変わります。
柔らかい部位は厚めに切ると更に美味しく食べられるのでおすすめ。
もともと繊維が粗めで硬そうなお肉であれば、出来るだけ薄く切ることで柔らかく食べられます。
仕上げの段階で失敗しないためにも知っておいてください。
まとめ
以上でローストビーフのお肉に関してご紹介しました。
自宅でローストビーフを作るときのお肉選びのポイントまとめ
1.部位の特徴を知り、好みの部位を選ぶ
2.選ぶコツとしては品種・部位をしっかり押さえる
価格だけを見て決めない
3.近くの専門店や品揃え豊富なスーパーに実際に行ってお肉を見る
4.近くにお店が無ければ通販で探す
ローストビーフ用のお肉の部位7つまとめ
・牛モモ肉(うちもも)
・牛モモ肉(ランプ)
・牛モモ肉(マルシン)
・牛ヒレ肉
・トウガラシ
・サーロイン
・リブロース
ローストビーフには赤身肉を使うのがおすすめです。
安いお肉を購入しても作り方やソースなどで美味しく仕上がります。
ただお肉本来の味を味わうには黒毛和牛のお肉を使うことを強くお勧めします。
美味しいローストビーフを作るにはまずお肉選びが最重要。
そして仕上がったお肉を最大限に活かすのは切り方です。
ご参考になれば幸いです。
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